ひな人形の使い回しはダメ?使い回しNGな理由と現代の柔軟な選び方

ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願う、日本の大切な年中行事です。 その象徴である雛人形は、古くから受け継がれてきたものや、親族から譲り受けたものを大切に飾るご家庭も少なくありません。 しかし、雛人形を「お下がり」として譲り受けたり、姉妹で共有したりすることについては、伝統的な風習や深い意味合いから「避けるべき」という考え方も存在します。 こうした慣習がなぜ存在するのか、そして現代の家庭事情の中でどのように向き合っていけばよいのか。その理由と選択肢についてご紹介します。

ひな人形の使い回しがNGとされる伝統的な理由

ひな人形

身代わり信仰から共有は避けるべきという考え方

古来より、雛人形は子供の身代わりとなって災厄や病を引き受けてくれる「お守り」としての役割を持つと考えられてきました。 これは「身代わり信仰」と呼ばれるもので、人形に子供の代わりに厄災を負わせることで、子供の健やかな成長を願うという思想に基づいています。 そのため、本来は一人の子供に対して一体の雛人形を用意し、その子専用のものとして厄災から守ってもらうのが習わしでした。 この身代わりとなる役割を重視する考え方からは、雛人形を他者と共有したり、お下がりとして譲り渡したりすることはその本来の機能を損なう可能性があると捉えられ、避けるべきだとされるのです。

厄を引き継ぐという伝統的な意味合い

雛人形が子供の身代わりとなって厄災を引き受けると信じられていることから、その役割を終えた人形には、子供が本来受けるはずだった災いが宿ると考えられることがあります。 このため、人形を次の世代や別の子に譲り渡すことは、その子に過去の厄や災いを引き継がせてしまうことになりかねない、という慎重な見方があります。 特に、姉妹間で雛人形を共有する場合や、年上の子から年下の子へとお下がりとして譲る際には、この厄の引き継ぎを懸念する声が聞かれ、伝統的な考え方では避けるべきとされてきました。

本来は個人専用のものという考え方

雛人形が持つ「お守り」としての性質は、特定の個人、つまりその子自身の成長を災厄から守り、見守るための特別な存在であるという考え方を強く促します。 これは、子供が成人するまでの間、あるいはひな祭りの時期限定で、その子だけのために用意され、大切に扱われてきた歴史的背景と深く結びついています。 この「個人専用」という概念は、雛人形が単なる飾り物ではなく、その子の成長過程における大切なパートナーであり、他者と共有すべきものではないという意識の根幹をなしています。 この考え方が、お下がりや共有を避けるべきとされる理由の、もう一つの重要な側面なのです。

【結論】雛人形のお下がりNG論争に絶対的な正解はない

ひな人形

「伝統」を重んじるか「イベント」として楽しむか

「お下がりはダメ?それともOK?」 この問いに対して、「絶対的な正解はない」というのが結論です。 少し驚かれるかもしれませんが、ひな祭りや雛人形をどう捉えるかによって答えは変わります。 「子供の健やかな成長を願う伝統行事」として重んじるのか、それとも「家族で楽しむ季節のイベント」として捉えるのか。 それぞれの家庭の価値観に合わせて、柔軟に判断して良いのです。

お守りの「使い回し」と同じ?ルーツから見るNGの理由

もし、雛人形の伝統や本来の意味を重視したいのであれば、お下がりは避けるのが賢明です。 前述の通り、雛人形は子供に降り注ぐ厄を代わりに引き受けてくれる「お守り(身代わり)」です。 雛人形をお下がりにするということは、例えば寺社仏閣の無病息災のお守りを何年も使った後に、誰かにあげることと同じことと言えます。 つまり、今、そこにある他の誰かのひな人形は、元の持ち主から引き受けた厄を抱えた状態。 「厄移し」という古くからの信仰を元に考えると、すでに厄を含む雛人形を母から娘へ、あるいは姉から妹へと引き継ぐのは良くないこととされています。

どうしても引き継ぎたい場合は「厄払い」を

「それでも、母の思い出の人形を娘にも受け継ぎたい」「気に入っている人形だからこそ、大切に使いたい」 そう考える方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、そのまま使うのではなく、一度神社やお寺で「厄払い」をしていただくのがおすすめです。 人形を清めることで、心理的なわだかまりなく、気持ちよく受け継ぐことができます。 伝統的な「厄」への配慮と、「大切にしたい」という現代的な想いの両方を叶える解決策です。

お下がりを断る場合や、新たに準備する場合の解決策

ひな人形

専門家と相談して不安を解消する

お下がりを検討する際や、新たに準備する際に「何を選べばいいか分からない」「家の雰囲気に合うか心配」といった不安は尽きません。 そんな時は、ぜひ吉浜人形の節句人形アドバイザーにご相談ください。 制作工程から歴史的背景まで熟知した専門家が、お客様一人ひとりの疑問や不安に寄り添い、最適な人形選びをサポートいたします。 伝統的な意味合いを大切にしつつ、お客様の現代的なニーズに合わせた人形選びのお手伝いをさせていただきます。

購入後のサポート体制も充実

「せっかく買った雛人形を長く大切にしたい」という想いにお応えするため、吉浜人形では手厚いアフターサポート体制を整えています。 ご購入後のメンテナンスのご相談も承っておりますので、安心して長くお付き合いいただけます・ 万が一、役目を終えた人形の供養についてもご相談可能です。

まとめ

ひな人形 ひな人形のお下がりや共有が避けられる背景には、子供の身代わりとなって厄災を引き受けるという「身代わり信仰」や、厄を引き継いでしまうことへの懸念といった、古くからの伝統的な意味合いが存在します。 しかし、現代の多様な家庭環境やライフスタイルにおいては、これらの伝統をそのまま厳密に適用するのではなく、それぞれの家庭の事情や価値観に合わせて柔軟に考えることが大切です。 お下がりについて悩まれたら、吉浜人形の節句人形アドバイザーにご相談ください。 伝統を尊重しつつ、お客様のライフスタイルに合った最適なご提案をいたします。 最終的に最も重要なのは、お子さんの健やかな成長と幸せを願う、その温かい気持ちなのです。

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