雛人形・五月人形は買った後も相談できる|修理・お手入れ・人形供養まで専門店の対応を解説

雛人形や五月人形を選ぶとき、デザインや飾る場所に加えて、気になるのが買った後のことではないでしょうか。年に一度の出し入れで、箱への戻し方が分からなくなったり、髪や道具を傷めてしまったりする場合もあります。また、将来役目を終えたお人形をどうすればよいかも、購入時には想像しにくいものです。

吉浜人形では、購入後の困りごとをお電話でご相談いただけます。必要に応じて、写真で状態を共有していただくことも可能です。状態に応じた修理・メンテナンスや人形供養についてもご相談いただけます。この記事では、実際に寄せられるご相談の例や修理の判断、ご購入後5年間の無償メンテナンスの内容、供養の受付方法をご紹介します。購入先を選ぶ際に、「買った後も相談できるか」を確かめる参考にしてください。

雛人形・五月人形は「買って終わり」ではない

買った後も相談できる。収納・お手入れ・修理の相談場面と、ご夫婦が節句人形アドバイザーに相談する様子

節句人形は、一度飾って終わる品ではありません。年に一度、箱から出して飾り、また収納するからこそ、しまい方を忘れたり、誤って繊細な部分に触れてしまったりする場合があります。困りごとは、大きな破損だけとは限りません。

元の箱に戻せない・入れ方が分からなくなる

「箱に入らない」「どう入っていたか分からない」というお声は、吉浜人形でも実際によくいただくご相談のひとつです。約15年の経験を持つ節句人形アドバイザー・川瀬さゆりさんによると、収納の際に何をどの向きで入れるか迷われる方もいらっしゃるそうです。無理に押し込むと、お人形や道具に負担をかけかねません。

無理に箱へおさめようとせず、まずは箱や仕切り、お人形の状態をお電話でお伝えください。必要に応じて写真を共有していただくと、状況をより詳しく伝えられます。入れ方が分からなくなっていても、相談をためらう必要はありません。

髪の乱れや、汚れ・破損・錆に気づくことがある

収納時にお人形の髪を乱してしまったというご相談もあります。顔の汚れ、扇や飾りの外れ、五月人形の金具の錆などに気づいた際、自分で直してよいか迷うでしょう。

一見同じように見える傷みでも、素材や傷んだ箇所によって対応は変わります。雛人形のお顔や、五月人形の金具に素手で触れることは避け、汚れや破損を見つけた際は、自己判断で手を加える前にご相談いただくのが安心です。

保管場所や防虫剤の使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

あわせて読みたい 大切なひな人形の保管方法!カビ虫食いを防ぐ収納場所と長持ちさせる秘訣 あわせて読みたい 五月人形のベストな飾り方:設置場所と、長持ちのコツを解説!

壊れた・傷んだときは直せる?吉浜人形の場合

まずは相談、状態を見て判断、元の姿を大切に。担当者がお雛様の状態を確かめながら手直しする様子

修理できるかどうか、費用がいくらかは、お人形の状態を見て判断いたします。購入年数だけで判断せず、まずは傷んだ箇所やお人形の状態をお伝えいただくことが出発点です。

修理できる範囲の目安

吉浜人形では、10年ほど前のお人形は修理や部品交換ができる場合が多い一方、それ以前のお人形は素材や製法が大きく異なるため、手直し程度の修理になる可能性が高くなります。費用は状態によって異なるため、年数だけで判断せず、まずはご相談ください。

詳しくは、以下の吉浜人形「サポート」のページで紹介しています。

▼吉浜人形「サポート」

「あるがままの形での補修」という考え方

修理では、どこまで直すかと同時に、何を残すかも大切です。吉浜人形では、特に頭の交換はできる限り避け、「あるがままの形での補修」を心掛けております。新しい部品への交換を前提にせず、元の姿を尊重する考え方です。

「元の姿をできるだけ残したい」などのご希望は、最初にお伝えください。対応方法をお聞きいただいたうえで、修理をご依頼いただくか決められます。

吉浜人形への修理や相談はどのように対応してもらえる?

購入後の相談の流れ。まずは電話で相談、写真で状態を確認、状態に応じて対応

ご購入後は、まず困っていることをお電話でお伝えいただき、必要に応じてLINEなどで写真を共有しながらご相談いただけます。修理やメンテナンスの対応範囲、費用はお人形の状態によって異なります。

まずは電話で困っていることを伝える

約15年の経験を持つ節句人形アドバイザー・川瀬さゆりさんは、ご購入後のお客様に「困ったらいつでも電話してきてくださいね」と伝えているそうです。「箱に戻せない」「髪が乱れた」「部品が取れた」など、起きたことをそのまま伝えれば大丈夫です。お客様が先に修理の要否を判断する必要はありません。お電話は、フリーダイヤル(0120-11-4480)へおかけください。

購入時期、お人形の種類、傷んだ箇所を分かる範囲で整理しておくと伝えやすくなります。

LINEなどで写真を共有し、状態を確認してもらう

購入後のご相談では、LINEなどで共有していただいた写真を確認しながら対応する場合があります。同アドバイザーは「不安なことは、画像をいただくと一番解決が早い」と話しています。担当者が画像を確認するため、お人形全体と気になる部分を近くから撮っておくと、ご相談の箇所が伝わりやすいでしょう。

写真を送る際に、どの部分を撮ればよいか分からない場合や、送付方法に迷われた際も、お気軽にお問い合わせください。ご相談の内容によっては、画像を共有いただくことで、ご来店いただくことなくお答えできる場合もあります。

状態に応じて修理・メンテナンスの方法を相談する

写真などで状態をお伝えいただいたうえで、修理や部品交換についてご相談いただけます。お人形の購入時期や素材・製法、傷みの程度によっては、元の状態に戻すのではなく、可能な範囲で手直しする場合もあります。費用も状態によって異なるため、具体的な対応方法をご確認のうえでご依頼いただくと安心です。

5年間の無償メンテナンスと修理費用の考え方

今回、雛人形または五月人形をご購入いただいた方には、吉浜人形から感謝を込めて「ご購入後5年間の無償メンテナンス」をお付けいたします。ただし、トラブルの状態によっては有料となる場合や、メンテナンスがお受けできない場合があります。(小物のみのご購入は対象外です。)詳しい条件は、店舗へお問い合わせください(2026年9月時点の内容です)。

対応例には、髪の乱れや後ろ髪のくせ、髪を束ねる紙のよれ、飾り紐や扇の糸の外れ、衣装のほつれ、飾り台のボルト紛失などが挙がっています。顔や手の軽い汚れ(油汚れを除く)も対応例に含まれます。ただし、これらはあくまで対応例であり、同様のトラブルがすべて無償メンテナンスの対象になるわけではありません。対象商品と内容をお伝えいただき、費用の有無と対応の可否をその都度ご確認いただくと安心です。

同アドバイザーは、購入後も「お子さまの成長を見守る20年以上にわたって、寄り添っていきたい」という思いを話しています。購入後も長く相談できる相手がいるかどうかは、お人形の購入先を選ぶ際の一つのポイントといえるでしょう。

役目を終えた雛人形・五月人形は供養という選択肢もある

役目を終えた節句人形の考え方。家族で考える、供養も選択肢、供養の対象はお人形本体

飾る機会が少なくなったお人形は、供養して区切りをつけることもできます。手放す時期や方法は、ご家族が納得できる形で考えましょう。

手放す時期に迷ったら、家族の節目に合わせて考える

成人や自立、結婚などを一つの節目と考えるご家庭もあります。一方で、成人後も季節の飾りとして楽しまれるご家庭もあります。供養はお人形への感謝を届ける方法のひとつです。必ずしも手放す必要はありません。傷みが気になる場合は、手放す前に、修理して飾り続けられるかご相談いただくこともできます。

「いつまで飾るか」の考え方は、以下の記事でも紹介しています。参考にしてみてください。

あわせて読みたい ひな祭りを祝うのは何歳まで?本来の意味と飾る時期の考え方

吉浜人形では高浜本店で人形供養を実施している

吉浜人形では、高浜本店で人形供養を執り行っております。毎年5月5日に開催しており、受付は午前9時から正午ごろまでを予定しています。供養料は通常3,000~4,000円程度で、お人形の数や大きさによって異なるため、当日ご相談ください。日程、時間、金額は変更される可能性があるため、お持ちいただく前に公式サポートページで最新情報をご確認いただくと安心です。

通常は開催当日のみの受付ですが、新たにお人形をお揃えになるご家族に限り、開催日以外でも承っております。ご希望の場合は、担当アドバイザーにお申し付けください。ただし、人形供養そのものが随時開催されているわけではありません。ご来店やお持ち込みの方法に迷われる場合も、事前にお問い合わせください。

▼吉浜人形「サポート」

お人形本体と、ケース・飾り台・付属品では扱いが異なる

供養の対象となるのは、目・鼻のついたお顔のあるお人形です。飾り台、付属品、ガラスケースなどは受付しておりません。お人形本体のみをお持ちください。

持参品に迷われたら、品目をお伝えのうえ、事前にご確認いただくと安心です。

お人形にまつわる言い伝えはどう考える?

雛人形の場合、「3月3日を過ぎたら人形を後ろ向きにする」という言い伝えがありますが、節句人形アドバイザー・川瀬さゆりさんによれば、これは片付けを促すしつけの一環として語り継がれてきたものです。無理に後ろを向かせる必要は無く、お顔が見える向きで飾っていただいて構いません。しまう日にも厳密な決まりはありません。五月人形についても、いつしまうべきという決まりはありません。

お雛様をいつしまうかについて迷われている方は、ぜひ以下の記事をご参考ください。

あわせて読みたい お雛様をいつしまう?早くしまわなくても大丈夫?考え方のポイントを解説!

受け継いだ節句人形はどうすればいい?

節句人形には、お子さまの身代わりとなるお守りという考え方があり、一人に一飾りという習わしにもつながります。ただ、受け継いだ節句人形を飾り続けてはいけない、という意味ではありません。たとえば、親御さんのお人形をお子さまのお人形と並べて飾る、役目を終えたものを供養して区切りをつける、といった選択肢があります。ご家族に合う方法をお選びください。ごきょうだいがいる場合の考え方は、以下の記事で紹介しています。

詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。

あわせて読みたい ひな人形の使い回しはダメ?使い回しNGな理由と現代の柔軟な選び方 あわせて読みたい 五月人形は兄弟で共有してもいい?「一人一飾り」の意味と次男・三男の選び方

アフターサービス・供養に関するよくある質問

購入から5年以内なら、メンテナンスや修理はすべて無料ですか?

ご相談内容や傷みの状態によって異なります。今回、雛人形・五月人形をご購入いただいた方を対象とした購入後5年間の無償メンテナンスでも、内容によっては有料となる場合や、対応できない場合があります。(小物のみのご購入は対象外です。)購入時期や対象商品、トラブルの内容をお伝えいただき、適用範囲と費用を事前にご確認いただくと安心です。詳しい条件は、店舗へお問い合わせください。

箱に戻せない、髪が乱れた場合は、すぐに店舗へ持ち込む必要がありますか?

まずはお電話でお困りごとをお伝えください。購入後のご相談では、LINEなどで共有していただいた写真を確認しながら対応する場合があります。状態を画像でお伝えいただくことでご来店いただくことなく解決につながることもあるため、お持ち込みの前に一度ご相談ください。

購入から年数がたったお人形も修理できますか?

修理や部品交換ができる場合はあります。ただし、古いお人形は素材や製法が異なるため、手直し程度の修理になる可能性もあります。購入年数だけで決めず、お人形の状態やご希望の直し方をお伝えいただき、対応できる範囲をご相談ください。

人形供養はいつでも受け付けてもらえますか?

通常は開催当日のみの受付です。ただし、新たにお人形をお揃えになるご家族に限り、開催日以外でも承っております。ご希望の場合は、担当アドバイザーにお申し付けください。日程や受付方法の最新情報は、公式サポートページでご確認ください。

▼吉浜人形「サポート」

まとめ

箱への戻し方や髪の乱れから修理、将来の供養まで、購入後には相談したい場面も出てくるかと思います。吉浜人形では、お電話でのご相談や、必要に応じたLINEなどでの写真の共有を通して、状態に応じて対応いたします。修理費用や供養の受付条件などは、事前にご確認いただくと安心です。

購入先を選ぶときは「購入後に誰へ相談できるか」も確かめてみてはいかがでしょうか。すでにお人形をお持ちの方も、困りごとがあれば吉浜人形の節句人形アドバイザーにご相談ください。

▼吉浜人形「店舗情報」(高浜本店・春日井店)

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